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- 2024/10/26
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【ハチミツ】ティユール(菩提樹・リンデンの花)はちみつの特徴
Bonjour !
ティユールハチミツ(Tihaの花のハチミツ)は、フランスにおいて人気のあるハチミツです。フランスはハーブ大国でもありますから、ハーブとして皆に馴染みのある植物でもあります。
HERBE ハーブ *フランス語的な読みかたならHを発音しないのでエルブ (Rは「ル」ではなく息を吐く程度)
ここでは、その「ティユール(菩提樹・リンデンの花)ハチミツの特徴」を詳しくご紹介します。
さて、随分前になりますが、パリ13区にあったハチミツ専門店「Les Abeilles レザベイユ」の店主ジャンジャック氏が、このようなポケットサイズの参考書を作成したことがありました(2009年)。
「Les Abeilles (レザベイユ)」で販売もしていたので、購入された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この中では、次のような書き方でハチミツを1種類ずつ説明してあります。
・ Vérité :種類
・ Nom botanique :学名
・ Ressource :蜜源
・ Type de couleur :色
・ Texture :組成
・ Gout :味
・ Provenance :主な採蜜地
・ Indications thérapeutiques :効能(治療) *アピセラピーとは
ハチミツごとに、上記の順番で説明が書いてあります。
「ティユール(菩提樹・リンデンの花)のハチミツ」= シナノキ
種類 :Miel d’Tilleul
植物学名 :Tiha
※蜜源についての資料はコチラ → (後日リンク)
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Nectar :花蜜
Ocre :オークル
Cremeux :クリーム状
Doux :やわらかい
Bourgogne :ブルゴーニュ
Sedatif : 鎮静
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*ここでは、上記参考書の抜粋と他の参考書を元に日本語訳の箇所は一部編集して載せました
「ティユール(菩提樹・リンデンの花)のはちみつの特徴」
ティユール(菩提樹・リンデンの花)のはちみつの色
巣から採蜜する前は透明色をしていますが直ぐに結晶化する特徴があり、美しい明るい色、琥珀色から象牙色をしています。花蜜と甘露蜜が含まれているハチミツのひとつです。
ティユール(菩提樹・リンデンの花)のはちみつのテクスチュール
ティユール(菩提樹・リンデンン花)のハチミツのテクスチュール(形状)は、やわらかなクリーム状です。蜜源の中に含まれる甘露蜜(*)の割合が多い場合には、蜂蜜の色が暗くなり結晶化は遅くなります。このように蜜源によって結晶化(**)の速度は変動しますが、一般的には4ヶ月から1年の間にクリーム状になり、だんだんと色が濃くなくなる特徴があります。
*甘露蜜とは → 【ハチミツ】Mielハチミツは「花の蜜」ではない
**結晶化とは → 【ハチミツ】TEXTUREテクスチュールの変化・結晶化について
ティユール(菩提樹・リンデンの花)のはちみつの香り
特徴的な香りを持ち合わせているハチミツです。その香りは、花を彷彿とさせるほどにハッキリとしています。風味には心地よい力強さがあって、この特有の香りに魅せられたティユールファンも多くいらっしゃる人気種。
ティユール(菩提樹・リンデンの花)のはちみつの味
際立ったパワフルな味。甘さの中にフレッシュで爽やかなメントール感とバルサミコのような上質な香りが広がります。個性ある味わいは口の中に余韻を残しながら続きます。
ハチミツに興味がなかった方も、ブログをきっかけにしてフランス産「ティユール(菩提樹・リンデンの花)のはちみつ」を味わってみようと思って頂けると嬉しいです。
上部のように項目を分けると、そのハチミツの特徴がわかりやすいものなので、順にまとめていこうと思っています。ハチミツ選びのご参考にしていただけると幸い。Merci