Blogizumiブログ
- 2026/03/12
- フランス文化
- フランス旅
ブルゴーニュのピクニック フランスの暮らしと週末の楽しみ
Bonjour !
春を感じられるようになってきた今日この頃。公園ではライラックやミモザ、菜の花をみかけるようになってきました。これらの花は私にとってはフランスの記憶が蘇る思い出と共にある春の花です。
今回は、フランスで暮らしていた頃の思い出を振り返りながら、友人たちと過ごした春の出来事をお話ししたいと思います。
「フランス・ブルゴーニュ地方へ出かけた、春のピクニック」
古いフランスでの写真を眺めていると、そこにはフランスらしい暮らしが見つけられました。その中でも特に忘れられないブルゴーニュで過ごしたピクニック旅行のものがあったので、ご紹介したいと思います。当時は、今のようなデジタルカメラがなかったので、ネガ撮影による写真の記録です。ちょっとレトロ感があります。
この旅行に誘ってくれたのは、フランス人の友人レナでした。
レナとは、パリで通っていたパリ・カトリック大学の語学学校で出会った友人から紹介されて知り合いました。
パリに来たばかりの私にとって、初めてできたフランス人の友人です。それから長い年月が経った今でも、パリに行くと必ず会う大切な親友のひとりになっています。当時の懐かしい写真。
彼女はブルターニュ出身です。フランスでは、男性のブルターニュ出身の人をBreton (ブルトン)、女性をBretonne ブルトンヌと言います。フランスの中でも特有の文化を持っていると言われて、自然の中に神が宿る考え方を持つと言われているケルト民族の地方。私個人的には、日本の自然にかかわる文化に近いように感じている地方です。
先日掲載したクレープリーのブログの中にも登場していた友人。ブルターニュ出身の彼女が私をパリの人気クレープリーJosslin へ連れて行ってくれた人です。さて、話を戻しますね。
ある週末、レナが、仲の良い友人たちと企画したピクニック旅行へ私を誘ってくれました。パリから車でブルゴーニュへ向かう途中、フォンテーヌブローにも立ち寄りました。入口の階段が印象的でした。
ピクニックは友人たちの集まり。2000年5月のことだったので、99年の9月に渡仏したばかりの私は流暢に話せるレベルではありません。けれども、フランスの文化や生活を知る貴重な機会。そう思ったので、レナを頼りにピクニックへ一緒に連れて行ってもらいました。
フランスではこうした集まりは珍しくなくて、仲間をさそって気軽にでかけるようです。気さくな優しい人たちに囲まれて、言葉をちゃんと理解することはできなくても、楽しくて貴重な体験になりました。
泊まったのはブルゴーニュの田舎にある Chambre d’hôte(シャンブル・ドット)。
Chambre d’hôte といっても色々ありますが、この時の宿泊先は、昔は馬小屋だった建物を宿泊スペースに改装した場所でした。
隣には家主が暮らす母屋があって、到着するとお部屋を貸して下さるマダムとムッシュが建物の説明に加えて、歴史をいろいろと説明してくださいました。馬小屋だった説明が印象的だったので良く覚えています。それに、中庭には古い石窯もありました。昔はパンを焼いていたと教わりました。それも本場にある本物のアンティーク。タイムスリップしたかような場所でした。
ブルゴーニュ地方では石灰岩で作られた建物が多く見られます。
この石は Pierre de Bourgogne(ブルゴーニュ石)と呼ばれています。長い年月を経た石の壁はやわらかな色合いで、フランスの田舎の風景にとてもよく馴染んでいました。写真は夕方の光。
宿の中は広い空間になっていて、中には二段ベッドが並んでいました。古い建物が長い時間を経て今も使われていることに感動。
参加していたみんなは同世代で、男女関係なく、同じ建物に泊まるスタイル。会話を楽しみながらのひととき。和やかに、楽しい時間をゆっくりと過ごしました。
翌日はみんなでピクニックへでかけました。ピクニックといっても特別な何かを用意するのではなく、バゲットにハムやチーズを挟んだシンプルなサンドイッチを持って、畑の中を歩きます。
観光地にでかけるのではなく、景色を眺めながらゆっくり歩く。好きな場所を見つけてパンを食べながら休憩。そして、また歩く。そんな時間の過ごし方が、私にはとっても新鮮でした。
そのとき思い出したのが、語学学校の先生の言葉です。「フランス人はピクニックが好きなのよ」。授業できいたときにはピンときませんでしたが、実際にピクニックにでかけたことで、その意味がよくわかった日にもなりました。
ブルゴーニュの畑の道を歩きながら、レナが春の花の名前を教えてくれました。
菜の花のことはフランス語で「Colza コルザ 」。Mimosa ミモザや Lilas リラ(ライラックの花)。どれもフランスの春を代表する花だそうです。このときに少しでもフランス語を覚えようとしていたので、これらの花の名前はここで覚えました。だから、忘れないように写真に残しました。
フランス語もまだ十分ではなかった頃。こうして少しずつ言葉や文化を覚えていきました。今でも春にライラックの花を見ると、ブルゴーニュの旅を思い出します。
今思えば、このブルゴーニュの風景には、ミツバチの蜜源となる花がたくさん咲いていました。
このブルゴーニュの風景にはミツバチの蜜源となる花もたくさん咲いています。
当店でも、春の花から採れた香り豊かなハチミツを扱っています。
→ PRINTEMPS ミエル プランタン(春の花)100g 純粋はちみつ
ピクニックから戻った夜。夕食のあとに出てきたデザートがフロマージュブランでした。
白い塊を見て私は思わず聞きました。
「これは、何?」
すると友人たちは少し驚いた顔でこう聞き返しました。
「え、食べたことないの?」「日本にはないの?」
フロマージュブランは、フランスでは誰もが知っている身近な食べ物です。けれど、当時の私はその存在すら知りませんでした。
続き「フロマージュブランとの出会い」
→ フランスで初めて食べた感動の味。Fromage Blanc フロマージュブランとMiel ハチミツ
フランスの春の風景を思い出しながら、はちみつの魅力も少しずつお伝えしていきたいと思います。続きでは、フロマージュブランとの出会いについてご紹介します。merci

