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- 2023/09/13
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【ハチミツ】シトロニエ(レモンの花)はちみつの特徴
Bonjour !
レモンの花のハチミツ(citrus limonの花のハチミツ)は、当店の定番人気ハチミツのひとつ。こちらは福岡の名店 パティスリーJacquesジャック の大塚良成シェフ ご愛用の種類です。
「香りの力強さがあるから菓子の中で使ってもシッカリした存在感を放ってくれる」「砂糖にはない甘みの切れがあって、身体に優しい天然素材である素晴らしさ」「自分自身が目指すお菓子の表現には欠かせないハチミツ」と大絶賛。長く代表商品マドレーヌに使用してくださっています。
さて、ここでは、その「レモンの花のハチミツについての特徴」を詳しくご紹介します。
*パリ13区にあったハチミツ専門店「Les Abeilles レザベイユ」の店主ジャンジャック氏が出版したポケットサイズの参考書(2009年)も使ってご紹介します。
次のような書き方で、ハチミツを1種類ずつを説明していきます。
・ Vérité :種類
・ Nom botanique :学名
・ Ressource :蜜源
・ Type de couleur :色
・ Texture :組成
・ Gout :味
・ Provenance :主な採蜜地
・ Indications thérapeutiques :効能(治療) *アピセラピーとは
「レモンの花のハチミツ」
種類 :Miel d’Citronnier
植物学名 :Citrus limon
※地中海沿岸に花を咲かせますが、レモンの花のハチミツを生産する養蜂家はフランスでは少ないので、主に、スペイン南部、シチリア島などからフランスへ届いているものが多い種類です。
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Nectar :花蜜
jaune pale :薄黄色
cremeux :クリーム状(液状)
delicate :デリケート(繊細)
Espagne :スペイン(からフランスへ)
antiasthénique :抗喘息
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*ここでは、上記参考書の抜粋と他の参考書を元に日本語訳の箇所は一部編集して載せました
暑すぎる夏は、花の蜜が乾いてしまうので、ミツバチたちが花の蜜を持ち帰ることが難しくなります。だから、レモンの花の養蜂活動は夏よりも少し早い時期(=4月~5月)の春に行われます。
「レモンの花はちみつの特徴」説明まとめ
レモンの花のはちみつの色
薄黄色のハチミツ
レモンの花のはちみつのテクスチュール
レモンの花のハチミツのテクスチュール(形状)は、通常、透明感のある液状です。暫くすると白っぽい黄色になって、細かな粒子の結晶化が進みます。*結晶化とは → 【ハチミツ】TEXTUREテクスチュールの変化・結晶化について
レモンの花のはちみつの香り
フルーティーで花の香が感じられます。心地よい香りは、老若男女問わず定番の人気種類。
レモンの花のはちみつの味
レモンの花のはちみつの味は「軽い柑橘系の味」はフルーティーと表現されることもあります。心地よい口当たりは砂糖代わりに使い易くて、ハーブティーやお茶、煎じ薬に甘みを加える使い方に向いています。
はちみつはビタミンCと一緒に食べると良いと言われていますから、この食べ合わせはオススメです。
話しが戻りますが、ジャックの大塚シェフによると「焼き物は、焼成して直ぐよりも、2・3日後に大きな違いが出てくる」そうです。
「味・保湿効果、芳香の強さやその違いは、レザベイユのものでしか表現できないと確信をもって使っていますよ」との嬉しいコメントも頂いています。このことは、ミツバチ達にも伝えたいものです!
このようなことから、お菓子つくりが趣味の方は、レモンのハチミツを焼き菓子に使ってみて頂きたいです。