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- 2023/10/27
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【ハチミツ】ラベンダーはちみつの特徴
Bonjour !
ラベンダーの花のハチミツ(Lavandula spica oficinal の花のはちみつ)は、ハーブ大国であるフランスのイメージとしてもしっくりくる植物のひとつでしょう。
さて、ここでは、その「ラベンダーの花のハチミツについての特徴」を詳しくご紹介します。
*パリ13区にあったハチミツ専門店「Les Abeilles レザベイユ」の店主ジャンジャック氏が出版したポケットサイズの参考書(2009年)も使ってご紹介します。
次のような書き方で、ハチミツを1種類ずつを説明していきます。
・ Vérité :種類
・ Nom botanique :学名
・ Ressource :蜜源
・ Type de couleur :色
・ Texture :組成
・ Gout :味
・ Provenance :主な採蜜地
・ Indications thérapeutiques :効能(治療) *アピセラピーとは
「ラベンダーの花のハチミツ」
種類 :Miel d’Lavende
植物学名 :Lavandula spica oficinal
※蜜源についての資料はコチラ → (後日リンク)
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Nectar :花蜜
jaune pale :淡いオークル
cremeux :クリーム状(液状)
parfume :香り高い
Drome :ドローム県
antiseptique :総合消毒
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*ここでは、上記参考書の抜粋と他の参考書を元に日本語訳の箇所は一部編集して載せました
ラベンダーには、同じ呼び名でも種類の違う花があります。ほとんどの種類は非常に香りが良く、香水や化粧品の分野でもよくつかわれています。主に乾燥した日当たりのよい石灰岩の土壌で育ちます。主な生産地は、ドローム県、アルプ・ド・オート・プロヴァンスが有名です。
特筆しておきたいのは、その中でも特に香り高いラベンダーの花の種類としてLAVANDIN(ラヴァンダン)と呼ばれる高価なものもあるということ。こちらのご紹介は、次の機会に(後日リンク)。
「ラベンダーの花はちみつの特徴」説明まとめ
ラベンダーの花のはちみつの色
色は淡い黄土色。明るさは、そのときどきで明るかったり暗かったりと違いがあらわれるのもラベンダーの特徴です。
ラベンダー花のはちみつのテクスチュール
ラベンダーの花のハチミツのテクスチュール(形状)は、通常、透明感のある液状です。ラベンダーの中のラヴァンダン種のものよりも結晶化はゆっくり進みます。*結晶化とは → 【ハチミツ】TEXTUREテクスチュールの変化・結晶化について
ラベンダーの花のはちみつの香り
香りが強く、花の香りを楽しめるミエルです。微かな酸味があり、繊細な味わい。
ラベンダーの花のはちみつの味
ラベンダーの花のはちみつは、フランスにおいて、とても人気のある種類のひとつ。特にラヴァンダンと呼ばれる品種のものは、プロヴァンスの名産品である「ヌガー」には欠かせない美味しさの決め手となる重要な原材料です。フランスが誇るハチミツ菓子において重要な原材料としての役割を果たしているハチミツ。
*ハチミツの中でも群を抜いて華やかな香りを持つラベンダー種のハチミツ(高価)をたくさん使っているヌガーは、フランスにおいても高級なヌガーとして評価されています。
◎当店の「ヌガー」は、こちらのハチミツとは違うラベンダーの中でも「ラヴァンダン」と呼ばれている別の品種の花のハチミツを使ってつくられています。
ラヴァンダンについてはコチラ → 【ハチミツ】ラヴァンダンはちみつの特徴 、良かったらコチラもどうぞ → 【ヌガー】nougat ヌガーとは? ~フランスの定義について~
天然はちみつには、その蜜源となっている植物のそれぞれの効能があると言われています。そして、ラベンダーの花のハチミツにおいては、特に効能の範囲が広いことで知られています。
はちみつの美味しさの魅力のほかに「健康のために摂りたい」種類として昔から重宝されている種類です。このようなアピセラピーの観点からのご紹介については、またの機会に、おはなしさせて頂きます(後日リンク)。
ハチミツに興味がなかった方も、ブログをきっかけにしてフランス産「ラベンダーの花のはちみつ」を味わってみようと思って頂けると嬉しいです。
順に投稿していきますので、ハチミツ選びのご参考にしていただけると幸い。Merci