Blogizumiブログ
- 2018/11/05
- はちみつ
パリ高品質ハチミツ専門店<Les Abeilles レザベイユ>との出会い
Bonjour !
今回は、Les Abeilles との出会いについて
*こちらの記事は「LesAbeilles MinamiAoyama レザベイユ南青山」の原点となった、パリでの出会いを綴ったものです。
※パリ13区にあった 高品質ハチミツ専門店「Les Abeilles (レザベイユ)」は2022年に閉店しました。現在は、パリ・ハチミツ専門店『Les Abeilles』への敬意を大切にブランド名を受け継いでいます。出来る限り人の手を加えないフランス産ハチミツやミツバチの生産物、伝統ある地方菓子を通してフランスの自然と食文化を紹介しながら商品を大切に扱っています。
Les Abeilles (レザベイユ)とは
フランス語で「ミツバチ」という意味。1匹のミツバチ=単数は [ l’abeille (ラベイユ) ]。2匹以上のミツバチ=複数の場合には、冠詞が les(レ)。Les abeilles(レザベイユ)は、2匹の向き合うミツバチのこと。
この看板が目印。ハチミツ瓶や商品のパッケージには、必ずこちらのロゴマークが貼ってあります。
※2匹の向かい合うミツバチ(ロゴマーク)及び名称 Les Abeilles は商標登録(フランスはLes Abeilles社・日本国内は弊社にて管理)しています。
Les Abeilles があるのは13区。Butte aux Cailles (ビュット・オ・カイユ)という「丘」を意味する通りにあります。同じ区の中でも、中華料理店が並ぶエリアとは異なり、建物の高さが低く、石畳の細い道が続くこの辺りは、まるで”フランスの村”に迷い込んだような雰囲気が漂う静かな場所です。
*詳しいエリアご紹介はこちら → パリ Les Abeilles (レザベイユ)へ向かう
私がシャックの店を訪れたのは2000年。長細い店内。壁一面には豊富な種類のハチミツが並びます。パリの商品を扱う<レザベイユ南青山>本店は、偶然にもLes Abeillesに似た長細い空間。日本(東京)にいながらフランスのような雰囲気を感じていただけるように心がけています。
仕事をしていると「ハチミツが大好きでこの仕事を始めたのですか?」と聞かれることがあります。「そうです」”と言いたいところですが、実は、少し違います。
当時の私は、パティシエ通訳兼アテンドをフランスでしていました。そして、そのことを知っていた友人の中にハチミツ好きが2人いまして「素敵なお店だから、ぜひ、行ってみて!」と、偶然にも同時期に勧められたのが【Les Abeilles(レザベイユ)】でした。同じ時に二人から~というのは、本当に偶然の重なりでした。
看板のロゴ、お店の中の雰囲気は素敵で魅力的。入口まで到着したものの、中は薄暗くて店内はよく見えない。細長い店内の奥には、ムスッとした表情の店主が、じっとこちらを見ていました。笑顔はない。。。
勇気をだしてドアを押して中に入って「Bonjour 」というのが精一杯。当時、発音にも自信がなく、静かな店内の空気が重く感じられました。気の利いた会話ができるほどのフランス語力はないし、店内には、緊張気味の私と店主の2人だけ。
店主の無愛想な様子にドキドキしながら、無造作にならんだ試食ハチミツの瓶を眺めました。ORA はオレンジの花(ORANGERオランジェ) 、CITはレモンの花(CITRONNIERシトロニエ)。「これって全部ハチミツですか?」
重たい空気に戸惑いながらも、店内には見たことのないものが沢山あって心の中は興味が一気にひろがりました。知らない食べ物、わからない商品だらけ。「コレは、なんだろう。甘いのかな。」「塊の上にナイフが置いてあるものは、どうやって買えばいいのだろう」フランス語を思うように話せないから、質問すらできない。シ~ンとして時間が続きました。
そして・・・結局。こんな私は、不愛想に見えた店主が怖すぎて・・・初めてパリにあった【 Les Abeilles レザベイユ】に入ったときは、何んにも買えなかったんです~(苦笑)
”これじゃあ、とてもアテンドの話なんてできない” ”まず、ハチミツを購入できるようにならないとダメだ~” と自分自身にがっかり。せっかく出かけたのに買い物すらできなかったことにため息をつきながら、肩を落としてマダムの家に帰りました。
見えますか? パリの店主が書いている蓋上の「注意書き」
"ハチミツの試食は声をかけてください” のお願いメッセージ。
そんな出来事から暫くして、店主と親しく話せるようになった頃、私は当時の出来事店主に伝えてみました。そして、勇気をだして、不機嫌だった理由をきいてみたんです。そしたは、理由は次のようなことでした。
当時のレザベイユは、ガイドブックをみてお店に来てくれる人が増えたころでした。今のようにインターネットなどありませんから、Google検索などもなくて、ガイドブックを片手に「地球の歩き方」や「フランス紹介の本」をみてお店に来ていました。上野真理子さんがレザベイユを記事に紹介されたのもこの頃です。
ガイド本にはお店の紹介はしっかりされていますが、フランス人から日本人の行動をみたときにどのように見えるのかなどのマナーや文化の違いは紹介されていません。そんなことから、店主は、次のような出来事から嫌な思いをしていました。
・「Bonjour ボンジュール」の挨拶をしないで、店内に入ってくること。
→ フランスでは、必ず「Bonjour」 と挨拶をして店内に入ります。これは大事なマナーなので、パリでアテンド仕事をしながらシェフたちに必ず伝えていました。「 izumiブログ」でも紹介しています → Bonjour!は、大切な挨拶
・勝手に試食用のハチミツ瓶を開けて食べる。
・試食で使ったスプーンを他のハチミツ瓶に続けて入れてしまう。
・同時に開封した後に、中身とあっていない蓋をしてしまっていて、間違える。
こんなことが続いて、店主はとっても困っていたようです。声をかけてくれない、挨拶なく入ってきて、勝手に触って、黙って出ていく。確かに文化を知っていると、気持ちが悪くなると言われても理解できます。このような心境だったから、いつも警戒しながら見張っていた時期だったようです。
今回は、初めて Les Abeilles を訪れたときの話から、種類の違うハチミツが並んでいた様子を中心にお話ししましたが、知らない食べ物=「ヌガー」、茶色のパンのようなもの=「パンデピス」、ナイフと一緒に置いてあった塊=「量り売り商品」、棚にあった「ノネット」、薬のような「プロポリス」との出会いは、ぜ~んぶ、ココ Les Abeilles レザベイユでした。
これが、今では当店を代表する商品となっています。それぞれの専門会社から届けられている歴史あるものばかり。詳しく理解するまでには時間がかかるものですが、その良さをしっかりとお伝えしていこうと思っています。
これらのフランス商品を通して、「レザベイユ南青山」が、皆様にとって”新しい世界へつながる場所”になれたら嬉しいなと思っています。商品には、それぞれにエピソードがあるので、これからひとつずつお話ししていきます。どうぞ、お楽しみに。
関連ブログのリンク先
・【ハチミツ】Les Abeillesのハチミツとプロ養蜂家シャクマンデス氏
・「Pain d’épices パンデピス」との出会い 前編 Pain d’épices パンデピス」との出会い 後編
・「ヌガー」との出会い
・「プロポリス商品」との出会い

