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- 2024/04/13
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【フランス菓子】Pain d’épices パンデピスとは?
Bonjour!
ここでは「パンデピス」についてのご紹介です。
皆様は「パンデピス」と呼ばれる食べ物はご存知でしょうか。私はパリで生活し始めてから知った食べ物です。パンデピスとの出会いについては、こちらのブログでもご紹介してありますので、良かったらご覧ください。
→ 「Pain d’épices パンデピス」との出会い 前編
→ 「Pain d’épices パンデピス」との出会い 後編
さて、ここでは、パンデピスとは について
パンデピスとは
・素朴なハチミツの味を味わう日常的なおやつ
・ハチミツを含んだ健康的なパン
として知られている、歴史のある食べ物のひとつです。
私がフランスで食べ物の勉強をした時の教本には以下のように書かれてあります。
Definition 【Pain d’épices】 パンデピスの定義
C'est une pâte composée de farine de seigle et de froment , de miel, aromatisée d'épices parmi lesquelles on trouve l'anis, la muscade, le coriande, la cannelle, le clou de girofle, la vanille, la badiane, la cardamome, le gingembre. A ces épices, on ajoute des écorces d'orange et de citron, ainsi qu'une poudre levante.
参考文献 : LE LIVRE DE PATISSIER J-C Deschantre et B.Deschamps
ライ麦粉、小麦粉、ハチミツを使った生地に、香辛料(l'anisアニス、la muscadeナツメグ、 le coriandeコリアンダー、la cannelleシナモン、le clou de girofleクローブ、 la vanilleバニラ、 la badiane スターアニス、カルダモン、生姜など)を使います。ほかには、オレンジの皮やレモンの皮やベーキングパウダーなども使う。
少し、わかりやすくまとめると
「パンデピスとは?」
ライ麦、小麦粉、ハチミツが生地のベースになっている素朴で濃厚な甘味と香辛料による独特な香りや風味が魅力のたべものです。そして、パンデピスの中には、ハチミツ(使用してあるハチミツの蜜源には違いがある)や香辛料(使用しているスパイスの種類や配合、使用する量に違いがある)、このほかに、果物の砂糖漬け(オレンジの皮、レモンの皮)、木の実(クルミなどが)を使用したものもあることから、原材料や製法の違いによって色んな生地のものがある、伝統的なたべもののこと。パンデピスの歴史については(後日リンク)
食事やおつまみにお勧めはコチラ → 「Pain d'épices パンデピス」
おやつには → Pain d'épices de Oranger パンデピス・オランジェ(André Boyer アンドレ・ボワイエ)
「Pain d’épices パンデピス」の語源
食べ物の名前 「Pain d’épices パンデピス」の語源について、もご紹介しておきます。
フランス語 Pain d’épices 意味は
言葉の語源
PAIN:(意)パン
Épices:(意)香辛料
・二つの単語の間の「 d 」は、前置詞の「de」。英語でいう「 of・from」。「...の」という意味。スパイスの単語 épices が母音 (e) から始まっているので、d’ となる。(★母音・無音のhの前でdeはd'=エリジヨン)。Pain de epices パンドエピス→Pain d’épices パンデピス。つなげて読むからパン・デピス。パン・デピスと書いても良いところですが、わけて発音するわけではないので「パンデピス」と表記しました。
「Pain d’épices パンデピス」= 『香辛料入りのパン』
フランスでは、主に祝祭日に頂くことが多い伝統パン。
特には、クリスマスの時期に多く食べられます。だから、クリスマスが近づくと見かけることが増えます。
先ほど、パン生地のベースにハチミツが使われていると書きましたけれども、そのハチミツの種類や含有量は、地方によって違いがあります。
Pain d’épices パンデピス は色々ある
パンデピスは、同じように見えても大きく違いがあるものと思って頂いた方がよい食べ物です。例えば、使用する「ハチミツ」の種類や量が違うだけでも「味」「風味」「生地の食感」に大きな違いがあらわれます。
「アカシアのはちみつ」と「シャテニエ(栗の花)のはちみつ」を比べると、見た目だけではなく「味」「風味」も全く違うことからも、きっと理解をして頂けることでしょう。
フランスの中で、パンデピスが名産品として知られている代表的な地方は
・REIMS ランス(フランス北部)
・DIJON ディジョン(フランス中東部)
・GERTWILLER ゲルトヴィレール(フランス東部)
フランスの各地で色々なパンデピスが定着しています。それぞれに違った特徴があります。
こちらのご紹介やオススメの食べ方などは、次の機会に
・代表的なパンデピスの地方名とそれぞれの特徴(後日リンク)
・どうやって食べるのがオススメ?(後日リンク)
・パンデピスの歴史については(後日リンク)
今回は、色んなパンデピスがあることを、ご紹介させていただきました。当店のパンデピスは、こだわりを持ってご用意している商品のひとつですから、色々あるパンデピスの中から ”レザベイユの「パンデピス」が一番好き!” と気に入って頂けたら嬉しいです。
お求めはこちらから
→ 「Pain d'épices de Oranger パンデピス・オランジェ(André Boyer アンドレ・ボワイエ)」
ご拝読、ありがとうございました。次回もお楽しみに♪