Blogizumiブログ

2020/07/02
食べもの

フランス野菜 Macheマーシュ

Bonjour !

今日はフランスではお馴染みの野菜「Macheマーシュ」についてです。

近日公開予定の「みんなの暮らしonline」7月記事のテーマ「マルシェ」の中でフランス野菜について少し触れてたのでコチラでご紹介します。連載と合わせてお楽しみいただけると嬉しいです。

さて、皆さんはMacheマーシュと呼ばれる野菜はご存知でしょうか。私はパリに住み始めてから知りました。こんな形の野菜です。

写真はマダム宅の食卓からの一枚。花びらのように丸い葉っぱが集まっていてリボンみたいで可愛らしい形をしています。濃い緑色の葉はホウレン草のように柔らかくて厚みがあります。味もしっかりしていて苦みはありません。甘味があるので、子供から大人まで皆に愛されているフランスを代表する野菜。食卓にもよく登場します。

 

少し話がそれますが、フランスのビストロやレストランのランチには「サラダプレート」のメニューが豊富です。たっぷりの野菜にチーズやハムなどが盛られてきます。Macheは人気があるので、ランチのサラダメニューにも良く使われます。

フランス野菜 Macheマーシュ

語源はラテン語 pomun から変化して古くは pomacheと呼ばれていて、このpomacheがmacheとなったそうです。語源の「pomun」には「果物」という意味があります。甘味があるからなのか、果物という意味を持つ単語が名前の由来となっている野菜。

Macheはフランス西部 Loire-Atlantique地域のNanteナント周辺の名産品。栽培は500年前からされていて今ではヨーロッパの85%のシェアを誇ります。パリの市場やスーパーに並ぶMacheの殆どがNante周辺で栽培されているということですね。

一番の収穫時期は4月~10月だそうですが、なんと秋から冬にかけても栽培できる優れもの!スキャロール やレタスは霜がつくと腐ってしまうのにMacheは霜にも強い。栽培者がいうには「霜によって更に味が増す」のだとか。

フランス野菜 Macheマーシュ

こちらはパリの冬のマルシェ。トマトの籠の奥にあるのがMache。冬でも瑞々しい色をしています。

今でこそ大量消費されている野菜ですが、その発見は偶然だったそうです。葡萄(ミュスカデ)を育てていた畑の傍に生えていた雑草?を見つけたのが始まりだとか。

冬場は野菜が不足します。だから冬にも育てられる植物はとっても貴重。こうして栽培されることになったものだそうです。

Mache の栽培には水はけのよい砂状の土地が適しています。2~3ミリの薄い砂状の土地に植えて育てられています。こうすることで収穫時に根っこを傷めません。根っこを残すことが重要で、こうすることで鮮度を長く保てるそうです。また、柔らかな葉を傷めないように洗浄はジャグジーの泡を用いるなど工夫がされているようです。

栽培者の長年の経験と工夫によって、美味しい野菜が私たちの食卓に届いていることに感謝したくなります。冬でも確かにMacheの野菜は新鮮さを保っています。次からMacheを食す時にはブルターニュに広がるMache畑を思い浮かべていただくことにしましょう。

フランス野菜 Macheマーシュ

こちらはビネガーのドレッシング。家庭だとこちらをかけて頂くことが多かったです。ドレッシングのレシピに興味ある方はコチラヘ

/15752

私がMacheマーシュを初めて食べたのはビストロ。2000年頃にパリ在住の友人に連れられて出かけた先だったと思います。Macheの上に薄くスライスされたフォアグラパテが盛られた1皿。塩味とMacheの甘味の合わせが抜群で大好きになりました!

スーパーなら適当な量がパック入りされていますけど、朝市で買う時は量り売り。希望する量をお願いして買います。フランスでは基本が「量り売り」。

フランス野菜 Macheマーシュ

日本でもMacheを見つけたことがあります。普段行くスーパーには並んでいませんけど、百貨店で開催されていた「フランス展」で輸入品を購入しました。

 

日本でMacheが恋しくなったら「ベビーリーフ」を買っています。サラダ好きな方には、機会があればMacheを食べてみて頂きたい。日本でも気軽に買える野菜になると良いのだけどなぁ。。。と思っています。

ではまた! A bientôt ! 

フランス野菜 Macheマーシュ