Blogizumiブログ

2020/10/16
フランス文化

パリ・フランスの床模様 アパルトマン

 

Bonjour !

今日は床のこと。店舗【レザベイユ南青山】の床は、パリのキッチンの床模様がルーツ。

日本に居てもフランスの感覚を忘れずにいたい思いから、同じ模様(床のはり方)にしたものです。

 

ヘリンボーン

この床の模様はヘリンボーン。

herring (ヘリン)とは英語で魚のニシン、Bone (ボーン)は骨のこと。

開きにした魚(herring)の骨(bone)に似ていることから、こう呼ばれます。

パリ・フランスの床模様 アパルトマン
マダムのキッチンにて

 

私は、幼いころから、なんとなく住宅や建築物を見ることが好きで、図面やスケッチを見ることも好きでした。けれども渡仏する前までは、他の人と同じくらいの感覚だと思っていたので、建築への興味を自分の好きなこととして意識していませんでした。

 

パリで生活しはじめてから、街を見てまわるうちに自身についての新たな発見がありました。

 

「私は、建物や街、家具を見ることが好きみたい」

 

こんな自分に気づくことができました。

パリ・フランスの床模様 アパルトマン
パリのアパルトマン。キッチンの床模様。ヘリンボーン。

 

今までより、自分のことが少しわかった感じがして、嬉しい発見になりました。

 

そして、ある日、ご縁あってフランス人のファッションデザイナー宅(パリ)にお邪魔したことがありました。下の写真はその時のもの。とても珍しくて美しい床模様を見せて頂きました。

 

パリの中でも、こんなに素敵な床模様には、なかなか出会えません。

 

パリ・フランスの床模様 アパルトマン

 

 

最近の建物は無機質なものが多くなっています。

 

1年間ほど暮らした6区の屋根裏部屋は直線模様の床。13区のストゥディオにはカーペットが敷いてあったからわからないけれど、しばらく管理しながら使うことがあった15区のアパルトマンは近代的な建物で、床は直線模様でした。

 

 

パリ・フランスの床模様 アパルトマン
Da Rosa ダ・ローザ 2階の床

 

今までパリで住み替えた中で、特に古い建物だったのはマレ地区(4区)の部屋でした。

 

 

そちらを借りていたのは2003年~2005年。床に敷いてあったカーペットを剥がしたら雰囲気のある床模様が出てきたのかもしれないなぁと、このブログを書きながら、ちょっと悔やんでしまいました。

 

 

あの部屋にはどんな床模様が隠れていたんだろう…。見てみたかったなぁ。

 

Share