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- 2026/08/19
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【フランス養蜂体験記①】ディジョン到着!憧れのブルゾンとXXLサイズの洗礼
Bonjour !
前回のブログでは、出発前の準備についてお話ししました。今回は、いよいよフランスの養蜂作業研修を目的に、地方へ向かうところからです!
・前回のブログはコチラ → 念願のフランス養蜂体験へ!〜出発前の準備・必需品〜
パリへ到着し、向かう先は Bourgogne(ブルゴーニュ)地方の Dijon(ディジョン)。 こちらの街に、今回お世話になる Apidis社があります。長年お取引をさせていただいている会社で、2023年にも打ち合わせと工場見学のために訪れました。(※Apidis社については、またの機会にご紹介しますね!)
ディジョンへは、パリの Gare de Lyon(リヨン駅)から TGV(高速列車)で直通約1時間30分〜1時間40分。日帰り旅行にもちょうど良い距離感です。リヨン駅は、駅舎そのものがフランスの歴史的建造物(Monument Historique)に指定されている特別な場所。駅全体がひとつの大きな歴史的アート作品のようです。
構内の2階には有名なレストラン「Le Train Bleu(ル・トラン・ブルー)」もあります。昔、パリのアテンド先として「ここに行きたい!」とリクエストされた思い出の場所でもあり、昨年リール動画を配信したのもこちらからでした。レストランの様子や駅で見つけたスイーツのことは、また後日ご紹介します。→(後日リンク)
ディジョンはフランスの中央東部に位置するため、ここに滞在しながらブルゴーニュの美しい近郊の町を旅する拠点としても大人気。名産品としては、世界的に有名なマスタード(Moutarde de Dijon)やカシスのリキュール(Crème de Cassis)が知られています。歴史的建造物や美しい街並み、美味しい地方料理もしっかり撮影してあるので、今後の投稿もお楽しみに!→(後日リンク)
Apidis社を訪問した際の打ち合わせの中で「実は、いつか、実際に養蜂作業をしてみたいと思っているんです」とお話ししていたことが実を結んで、今回ついに、念願の養蜂場へスタージュ(研修)同行させていただけることになりました!見学ではなく、早朝から終日仕事を一緒にさせていただくことを目的にお願いしたタフな一週間の研修です。
フランスで養蜂体験ができるのは大きな喜びでしたが、実はこの挑戦のほかに、私にはもうひとつ「密かな楽しみ」があったのです。
実は私、宮崎駿監督の映画に出てくる登場人物たちの「作業着姿」にずっと憧れがありました。『風の谷のナウシカ』のナウシカや、『紅の豚』で飛行艇を修理するフィオ。彼女たちが着こなす、あのウエストをキュッと絞った機能的でクラシックなブルゾンスタイル!
自分の仕事に誇りを持ち、タフに生きる姿と重なるあの服の佇まいが昔から本当に素敵だなと思っていて……。だからこそ、ついに実現した養蜂体験で「憧れの養蜂着(ブルゾン)」に袖を通す瞬間は、私にとって特別なロマンでもありました。
……が、そこはやっぱりフランス。一筋縄ではいきません(笑)。事前にちゃんと身長を伝えてSサイズだねと連絡をとっていたはずなのに現場まで伝わっておらず、用意されていたのは……なんとヨーロッパサイズの「XXL」!(まぁ、これくらいのハプニングには驚かないよ。だけど大丈夫かなぁ。)
「ちょっと試してみるね」と袖を通してみたものの、半端ない大きさに思わず大爆笑!日本のサイズ感とは桁違いで、まるで相撲部の人でもすっぽり着られそうな勢いです。
「これはデカすぎる〜!」 見かねたムッシューがすぐにスケジュールを変更して、車で養蜂道具の専門店まで連れて行ってくれることになりました。
そして到着したのは、日本では見たことのないような大きな養蜂道具が揃っている専門店。思わぬハプニングのおかげで、観光ではまず行かないと思われるホームセンターのようなローカル店を覗く貴重な機会になりました。
お店の方も一生懸命探してくれたのですが、店頭にあった子供用だと流石に小さすぎ。「Sサイズのお取り寄せならできますよ」と言われたものの、届くのは1週間先。……いやいや、私の滞在も1週間だから間に合わないね〜!(笑)
すると、養蜂家のZ氏がこう教えてくれました。 「そもそも、ぴったりサイズだと服の上からミツバチに刺されやすくなる。だから、ピッタリよりゆったりしている方が安全だよ」
なるほど!それなら話は早い! 「じゃあ、さっきのXXLで大丈夫!ベルトさえあれば何とかして着ます!」
そう答えると、親切なZ氏がご自宅に寄って息子さんのベルトを持ってきてくれました。こうして私は、超ビッグサイズのブルゾンをベルトでギュッと締め上げて着こなすことに決定!
ウエストをキュッとマークしたその姿は、図らずも憧れていたジブリのヒロインのようなブルゾンスタイルに……!?(笑)
ちなみに、蜂から手を守る丈夫な手袋も必須道具。こちらはショップでピッタリのSサイズを購入してくださいました。
初めて憧れの作業着に袖を通したのは、今回の養蜂作業の拠点となる場所。集めた巣箱を持ち帰り、遠心分離機でハチミツを採取する大切な作業場です。
1週間の養蜂作業をご一緒する体格の良い3人のムッシューたちとは、作業1日目が初対面でした。ブルゾンを着込む私を見ながら、きっと彼らは「ミツバチを怖がったりしないだろうか」と密かに心配していたのだと思います。
だけど、私は「平気!」
周りには虫が怖い人も多いのですが、私は昔から全然大丈夫なタイプ。それに、ミツバチの針には「返し」がついているので、一度刺すと皮膚から抜けずに毒針装置の一部が残ってしまう構造になっていることも知っています。彼女たち(働きバチは全員メスなので「彼女」)にとって針を刺すことは大きなリスクある行動。だからこそ、こちらが驚かせたり脅かしたりしない限り、無駄に攻撃してくることはないと信じていました。
万が一刺されたとしてもアレルギーはないので、「まあ痛いだろうけど大丈夫!蜂毒はリウマチにも良いって言うし!」と、こういう時には、どこまでもポジティブに状況を受け入れて(笑)。
超ビッグサイズのブルゾンをベルトでギュッと締め上げ、手袋をはめ、日本からバッチリ持参した頑丈なブーツを履いて、準備完了!
「どうだ!」と腹を括った私の堂々とした姿に、マッチョな3人のムッシューも「お、やる気満々だな!」と安心してくれた様子でした。
こうして私は、プロの養蜂家(Apiculteur アピキュルター)である3人のムッシューたちと一緒に、本格的な養蜂作業へ参加させていただくことになりました。
……まさか服装を整えるだけで、こんなひと騒動(&ひと記事)になるとは思いませんでしたけれど(笑)。フランスらしさ満載のハプニングも含めて、ワクワクする最高のスタートとなりました~。
(次回、いよいよミツバチたちの待つ現場へ!つづく)

