Blog商品コラム
- 2024/08/07
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【コンフィチュール・パリジェンヌ】フランスの果物を味わう
Bonjour !
ここでは、取り扱い商品に加えました「コンフィチュール・パリジェンヌ」に使われている砂糖の特徴について、おはなしをさせて頂きます。
商品のお求めはコチラ →
・Confiture abricot コンフィチュール アブリコ(アプリコット)
・Confiture fraise コンフィチュール フレーズ(いちご)
5月から6月にかけてのフランス出張のあと、フランスの様子をターブルドットの中でご紹介させて頂きました。そのときのレポートはコチラ → レポート Table d'hôte 第30回【フランス紀行2024】より
その中で、フランスの美味しい果物として6月が旬の「メロン」や「アプリコット」を取り上げまして、当日は私の手作りアプリコットのジャムとパリ発のジャムブランド「コンフィチュール・パリジェンヌ」をご紹介しました。
フランスの美味しい果物を味わう♪
フランスの美味しい果物を味わうには「コンフィチュール(ジャム)」や「フルーツコンフィ(果物の砂糖漬け」がオススメだと私は思っています。パン、バターや乳製品が日本とは違っているように、ジャムやフルーツも実際に味わってみたいもの。
美味しい「フルーツ・コンフィ」が使われているフランスの伝統菓子として「カリソン(メロンとオレンジ)」、「パンデピス・オランジェ(オレンジ)」、「ノネット(生地にハチミツ21%、オレンジ)」や「クロカン(オレンジと葡萄)」を揃えています。オススメのフランス伝統菓子はコチラのページからどうぞ → Gourmandiseフランス菓子
ご覧のように比べて頂くと「色」が全く違います。奥の2つは、どちらもアプリコットのコンフィチュールです。右上の私の手作りのアプリコットのコンフィチュールは明るいオレンジ色。白いヨーグルトの上に鮮やかなオレンジ色が映えます。果物の色が鮮やかに表れるように「グラニュー糖」を使ったから。左上がパリジェンヌのアプリコットのコンフィチュール。
グラニュー糖について
グラニュー糖のことをフランス語では「SUCRE CRISTALISE シュクル・クリスタリゼ(結晶化した砂糖)」といいます 。透明感があってキラキラとしていてクリスタルのようだから、ふさわしい呼び名ですね。
一方で、日本語では、フランス語とは違って「粒状にする、ざらざらにする」という意味の英語「guranulate」に由来していて、日本にはその「グラニュー糖」という呼び名が定着したようです。英語で「granulatedsugar」。
「砂糖」の分類
砂糖には、非常に多くの種類がありますが、製造のプロセスやショ糖の純度から分類すると5つの系統にまとめることができます。(参考文献:お菓子「こつ」の科学)
「コンフィチュール・パリジェンヌ」に使用されている砂糖は「未精製のサトウキビ糖」です。これを日本における砂糖分類からみると「含蜜糖」になります。
「未精製のサトウキビ糖」とは、
参考書によると「原料から搾り取った糖汁をそのまま煮詰めて全体を固めた砂糖。不純物が多く、「ショ糖」濃度はそれほど高くはありませんが、糖蜜(果糖など)やミネラルを多く含んでいるので、甘みは濃厚でコクがあり、風味も豊かです」(抜粋)とあります。
コンフィチュール・パリジェンヌは、
果物の美味しさとサトウキビ糖のまろやかでコクのある味わいが特徴!
グラニュー糖を日本における砂糖分類からみると「双目糖(ザラメトウ)」。
「グラニュー糖」とは
粒子の大きさは0.25~0.55ミリ。ショ糖99.95%。原料糖を純化して作った(=ファイン・リカー)を原料として、しかもその1~2番糖として結晶化される高純度の砂糖。ショ糖の純度が非常に高く転化糖を殆んど含まないため、湿気をすいにくくサラサラとした光沢をもち甘みにクセがありません。
使用する砂糖の種類からも違った仕上がりのコンフィチュールになります。
それぞれに良さがあるので、「砂糖」の違いにも注目しながらコンフィチュールを味わって頂けたらと思います。
コンフィチュール・パリジェンヌの商品は、当社のコンセプトと同様に、伝統や文化を愛し環境に配慮する生産者から仕入れる材料を使ってつくられています。ハチミツ同様に、パンの供にとして「フランス製のコンフィチュール」もお愉しみください。
当社が厳選するハチミツ関連商品やフランス伝統菓子などをご一緒にどうぞ。