Atelierワークショップ
- 2020/12/07
- ワークショップ
レポート Table d'hôte 第10回「パリジャンの愛するカフェの魅力とメニュー」 より
Bonjour!レザベイユ南青山です。
今回、Les Abeilles初めてのZoomでの開催となりました。
ドキドキの開催で慣れないところもありましたが、ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!Lett 先生も参加されて、よりリアルなフランスの様子をお伝えすることが出来ました。そして、izumi と Lett 先生のやり取りも楽しいスパイスになりました。
《 Le Cafés :カフェなくしてパリにはなりえない 》
ここ数年で日本にもカフェがとても増えましたがパリのスタイルと日本ではいろんな違いがあるそうです。
今回はパリを代表するカフェを取り上げながらその歴史・雰囲気・メニューなど試飲やビデオを交えてリアルなパリとその魅力をご参加の皆さまと一緒に掘り下げていく内容でした。
まずはメニューの話
フランスではカフェでも家庭でも馴染みのある飲み物
menthe a l'eau ( マンタロー )ミントシロップ水 があるそうです。
こちらは事前にお送りさせて頂いていたシロップを使って、皆さまに実際に作って頂きました「Santé~!!(乾杯!!)」
緑色はミント味。とっても爽やか。フランスでは特に暑い夏に人気があるそうです。そして、izumiのパリ(ホームステイ)生活中のエピソードも聞いたうえで実際に味わってみると、日常的に飲まれているイメージができました。
「どこで買えますか」とizumiにきくと「このシロップが日本で手に入らなかったから、この日の為にフランスからお取り寄せしてしまった~」とのこと!なんとも貴重品!
テセール社は1720年に創立されたフランス最古のシロップメーカーで「300ans(300年)!!”」という、すごく歴史のあるものと知ってビックリでした!
パケージをよく見ると300の文字が見えますね。これが今年のパッケージ。
もうひとつお届けした赤いシロップは
Sirop de grenadine ( グレナデン・シロップ ) ザクロのシロップ
自宅だとミネラルウォーターにシロップを入れて飲んだり、カフェのメニューにもこちらのシロップを使ったドリンクが定番メニューにあるらしいです。
そして、このグレナデン・シロップとビールを合わせたドリンク
Monaco (モナコ)というカクテルも定番にあるそうです。調べると、ビールとシロップにレモネードも加えるようでした。甘みがあって、フランスのカフェではポピュラーな飲み物だそうです。ビールが苦手な人もこれなら飲みやすいそう。
続いてカフェの歴史
【パリの代表的なカフェ】
□ Lipp (リップ)
□ Les Deux Magots (ドゥ・マゴ)
□ Café de Flore (カフェ・ドゥ・フロール)
フランス語のビデオを見ながらパリのカフェの映像や心地よいフランス語の音にリアルなパリの雰囲気を感じて思いを巡らせました。
Les Deux Magots (ドゥ・マゴ)は多くの小説家や芸術家が根城にしていたカフェ
サルトルとボーヴォワールは暖房があって暖かいこのカフェの決まった席に一日中いたのだそうです。このカフェで人々が政治的な議論を戦わせ小説家がそれぞれ好みのテーブルで執筆をし、色々な夢がうまれたのでしょう♪
Lett先生の「テラス席は、人を見る為&自分を見られたい為の場所」という言葉も印象的でした。
izumiから本場のショコラ・ショ(伝統的な)レシピ紹介や作り方の説明。
途中には、事前にお届けさせて頂いた「JEAN-PAUL HEVIN(ジャン=ポール・エヴァン)様のショコラ・ショのパウダー」で皆さまと実際にショコラ・ショを味わいました。
実はこのパウダー、日本では品薄になっていたのですが、ジャン=ポール・エヴァン様のご協力により、今回のターブルドットへご参加される皆様の分は特別にお手配していただけたものです。
受付時に書いていなかったサプライズ品となりました。大変ありがとうございました!
「ショコラ・ショ」関連のブログ投稿
→ パリのカフェ・冬定番メニュー「ショコラ・ショ(ホットチョコレート)」とは
→ 本場フランスのChocolat Chaud ショコラ・ショのレシピ♪
この最高に美味しいショコラ・ショを頂きながら、
続いてはパリに現存する最も古いカフェの話
珈琲の起源やサイフォンの歴史なども紐解きながらよりマニアックな領域へ
フランス好き、珈琲好きにはたまらない時間です♪
Procope (プロコープ)6区にある16世紀オープンのカフェ
エピソードによれば、ナポレオンも訪れていて「若かりし頃に支払うお金がなくて代りに置いていったもの」と言われている帽子が、現在も店内に飾られているカフェだそうです。
そのほかにも歴史的な逸話の数々がつづき、
オープン当初のプロコープは家族経営で子供たちもカフェを手伝っていたそうです。そして、その子供たちを呼ぶときにお客たちが「Garçon (ギャルソン)!!」※フランス語で男の子と、皆のことを名前ではなくそう呼んでいた呼び方が現在もカフェの男性給仕に対して使われているそうです。
なるほど~!!
あ~パリのカフェに行きたい!!そんな気分になる1時間半でした。
ちなみに、izumi と Lett 先生によれば。。。。東京でパリのカフェに近い雰囲気を感じるのであれば AUX BACCHANALES ( オーバカナル ) でしょうか?
暫くフランスへ旅も難しそうですがレザベイユ南青山の TABLE D'HOTE では、よりリアルなフランスをご紹介していきます。”ご一緒にショートトリップを楽しみましょう!!”
次回開催は、2021年1月17日(日曜日)AM10:00~11:30
vol.11 テーマ「ガレット・デ・ロワとフェーヴの魅力」
次回もZOOM開催となります。お申込み始まっております。
ご参加是非お待ちしております!!