Atelierワークショップ

2021/01/29
フランス文化
ワークショップ

TABLE D’HÔTE 第11回テーマ「ガレットデロワとフェーヴの魅力」より

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《La Galette des Rois》

ガレット・デ・ロワ

dimanche 17 Janvier 2021 en ZOOM

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La galette des Rois,une patisserie parmi les plus populaires de France!,une patisserie parmi les plus populaires de France!

「ガレット・デ・ロワ」は、とても美味しいフランス菓子で、伝統行事のひとつ。

フランス全土に知られていて、その日の<王様を引き当てる:tirer les Rois>運ためしを楽しむことの説明からスタートしました。

 

 

TABLE D’HÔTE 第11回テーマ「ガレットデロワとフェーヴの魅力」より
今年のLes Abeilles南青山のガレット・デ・ロワ

 

1月を迎えて、パン屋さんやケーキ屋さんのインスタグラムにガレット・デ・ロワの画像がいっぱい目立ってきていた頃。

TABLE D’HÔTE 第11回テーマ「ガレットデロワとフェーヴの魅力」en zoomの開催でした。

アテンドは izumi & Lette先生。

 

今回は招待状・テキストに加えて、

Les Abeilles南青山で販売してるものと同じ、ガレット・デ・ロワ1/4を1ピース

フェーヴ《エピファニーの王冠》の中から1個

《Val de Rance》のオーガニック・シードル1本、を事前にお届け♪

テーマに沿った品物やテキストを受け取って当日を待つ時間はワクワクするお楽しみ!

 

TABLE D’HÔTE 第11回テーマ「ガレットデロワとフェーヴの魅力」より
事前にお送りしたガレット・デ・ロワ、フェーヴ、シードル

 

1月のフランスのお菓子屋さん、パン屋さんのショーウインドーはガレット・デ・ロワでいっぱいになるそうです。

何となく想像できなくて「本当にそうなんですか?」とizumiに聞いたことがあります。

Lette先生もおっしゃっていましたが、この時期にガレット・デ・ロワを売っていないパン屋さんはないのだそう。

スーパーでも箱入りで売られている説明もあって、実際に箱積みされている画像を見てびっくりしました。

季節にあわせて並び始めるもの。日本ならお正月を迎える前のお餅のような感覚かなぁ。と、身近なものに例えた説明を聞きながら、なるほど~と納得しました。

 

 

いつ食べるのか

1月6日《Epiphanie エピファニー》 公現祭というカトリックの行事の日。

その日が日曜日ではなかったら、日曜日まで待って楽しむものだったそうです。だけども、最近は1月6日を待たずに食べることも増えて来たようです。

そして、1月中は家族、友人、オフィスの仲間と集まって何度も楽しむそうです。Lette先生もフランスだと4~5回は食べるとのことでした。

 

伝統的な楽しみ方

izumiのホームステイ先でエピソードやマダムに教わった貴重な話をきける機会です。話を聞いていると楽しそうな光景が目に浮かびます。

キッチンでの様子や家族で食べるときにカットするやり方や人数分にカットしたママが「これは誰の?」とテーブルの下にいる子供にたずねる様子や小学校の様子がわかるスライドなど。

そして、乾杯のときの決まった掛け声もあってビックリ(笑)!しらなかった~。

めでたくフェーヴが当たった人が女性だったら女王様。男性なら王様。その場にいる人の中から自分のペアを決めてカップルになって楽しむ話も。

今の楽しみ方の説明に加えて、昔は、そこにいる人数分より1ピース多めにカットして、物乞いの人にもプレゼントしていたという話も画と共に紹介されて興味深いものでした。

 

TABLE D’HÔTE 第11回テーマ「ガレットデロワとフェーヴの魅力」より
フランス語のVideo(子供がテーブルの下にもぐっています)

 

パリではシャンパンとガレットでお祝いする習慣もあるとか。

フェーヴが当たると、王様・王妃様になって、何をしてもよい日!なんですけど、

izumiの体験では「1週間以内にシャンパンとガレット・デ・ロワ1台を買って誰かの家に行かないといけないよ」「王様がみんなの食事代を払う役」なんて言われることもあったそうです。

その場にいる全員の食事代を払うおまけだと、、、フェーヴが当たるもの大変ですね。だから豆ではなく、食べられないもの=コインや磁器になった?!ようなエピソードも。

 

この時期のフランスでは、

独り暮らしのお年寄りは、区役所へ招かれて無料で食べられることもあるのだとか。ガレットデロワはフランスにとって大事なコミュニケーションの行事でもあるようでした。

 

フェーヴ

フェーヴとはフランス語で“ そら豆"のことです。

もともとカトリックの行事だった為、本来フェーヴも宗教的なモチーフのもので、『クレーシュ』キリスト降誕場面を再現したフェーヴが多かったようです。

 

クレーシュのフェーヴについては、弊社インスタグラム

@La Ruche《ラ・リュッシュ》でも詳しくご紹介しておりますので、そちらもご参考にどうぞ。

 

ガレットデロワの中に隠すために使われていた豆=フェーヴは、

本物の「そら豆」→コイン→プラスティック製(電子レンジの普及で溶けてしまう)→現在の磁器製と変わってきたそうです。だから磁器製の飾りになった今でも「フェーヴ」=「そら豆」と呼ぶのだとか。詳しくは、商品コラムへizumiより紹介していきます。

 

TABLE D’HÔTE 第11回テーマ「ガレットデロワとフェーヴの魅力」より
フェーヴ《クレーシュ》キリスト降誕場面

 

2種類の生地

・フランジパーヌ入りフィユタージュ生地(アーモンドクリーム入りカスタードが入ったパイ生地)

・ブリオッシュ生地

画像を見ながら、地域による生地の違いを知ることができました。

当時バターはとても高級なもので、王様のいるパリの周りからバターを使ったパイ生地が広まって、南フランスではブリオッシュ生地が主流なのだそうです。

 

TABLE D’HÔTE 第11回テーマ「ガレットデロワとフェーヴの魅力」より
北がパイ生地、南がブリオッシュ生地が主流

 

Lette先生は南フランス出身。説明の通りにブリオッシュ生地が主流だったそうです。

東京ではパリの様にパイ生地が主流ですけど、ブリオッシュ生地のガレット・デ・ロワを焼くお店もだんだん増えてきているので、どちらも楽しめそうです。

 

TABLE D’HÔTE 第11回テーマ「ガレットデロワとフェーヴの魅力」より
ブリオッシュ生地のガレット・デ・ロワ パリ撮影

 

ここで、皆さんとガレット・デ・ロワを焼いて温め、BIOシードルと一緒に頂きました。

パイのバターの風味やフランジパーヌの甘さがシュワシュワのシードルの爽やかな刺激とよく合います。

 

余談ですけど、

ブルターニュ地方ではシードルを飲むときには陶器製のボウル型(カフェオレカップより少し小ぶり)に注ぐのが伝統的だそうです。このようなフランス文化を味わうことを大事にしているから「レザベイユ南青山」の店舗では伝統的な器でシードルをご提供させていただいています。

 

 

TABLE D’HÔTE 第11回テーマ「ガレットデロワとフェーヴの魅力」より
シードルは陶器のボウルで頂くのがブルターニュ風

 

世界のガレット・デ・ロワ

イギリス、アメリカ、ポルトガル、スペインなど各国個性豊かなガレット・デ・ロワ。

FIGARO紙のランキング掲載情報やフランスを代表するLa Maison du Chocolat、JEAN-PAUL HEVINなど名店のガレットデロワの新作も愉しみました。

夫々のシェフが、いろんな思いを込めてアレンジしているようでした。伝統的なものと合わせて、新しいデザインや様々なアレンジ版。ガレット・デ・ロワから目が離せなくなってきました。気が早いですけど、来年が今から待ち遠しいくらいです。

下の画像は2021年の新作「アイスクリームのガレット・デ・ロワ」!形も王冠!

2021年の最新情報もたくさんご紹介させて頂きましたよ。

 

 

TABLE D’HÔTE 第11回テーマ「ガレットデロワとフェーヴの魅力」より
アイスクリームのガレット・デ・ロワ

 

フランスでは大統領官邸にガレット・デ・ロワが届けられるそうです。

その中にはフェーヴは入れない決まりだそうです。

何故?

それは、共和制のフランスならではの理由。

“大統領が王様になってもらっては困るから” だそうです。フランスらしいですね。

 

また、家庭でガレット・デ・ロワを作らないのか?という質問もありました。

フランスでは、今も昔も、基本はパン屋さんで買うもの。

日本だってお米やお餅を手作りする家庭は少ないことと同じようなものじゃないかな。

 

ちなみにフランス人は1月に1人あたり5個くらいのガレット・デ・ロワを食べるそうです。詳しいことにご興味ある方は是非ご参加ください。それから、ヨーロッパの中でフランスがTOPの販売量だそうです。パン屋さんの年間の売り上げに占める%も驚きの数字でした。

 

「ガレット・デ・ロワは食べた?」そんな会話が少しづつ周りで聞かれるようになった近年。

こんな美味しくてハッピーな習慣がもっともっと日本でも定着して欲しいと思います。

あえて言うなら、フランスの伝統に忠実に。フェーヴは生地の中に隠して焼いてほしいなぁ。

なんて私は思ってしまいました。

 

 

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