Atelierワークショップ

2026/05/07
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レポート 第40回【フランス、りんごの物語】店舗開催

Bonjour!レザベイユ 南青山です。

 

2026年4月18日(土)、第40回ターブル・ドット「フランス、りんごの物語」 を店舗にて開催いたしました。

ご参加くださった皆さま、誠にありがとうございます。Merci beaucoup!

 

「りんご」という、日本でも馴染み深い身近な果物をテーマに、どれほどドラマチックな物語が広がるのだろう――私自身、とても楽しみにしていた回でした。

レポート 第40回【フランス、りんごの物語】店舗開催

開催前にizumiから聞いた、「りんごを知ることは、フランス人のしなやかな生き方を知ること。完璧じゃなくても、それを楽しみ、新しい価値へと変える。そんなフランス流の軽やかなエッセンスを、お持ち帰りいただけたら嬉しい。」という言葉に、

 

“旅ではなかなか知ることのできないフランスの日常を楽しむ”ターブル・ドットならではのテーマだと感じて、ますます期待が高まりました。

 

今回はいつもと少しレイアウトを変え、スクリーンと皆さまの間にizumiも着席するスタイルに。より距離の近い、リラックスした雰囲気でスタートしました。

レポート 第40回【フランス、りんごの物語】店舗開催

◼️皆さまの参加理由も素敵でした

皆さまに参加のきっかけを伺うと、

・他ではなかなか扱わないテーマだから

・海外ではりんごを丸かじりする光景をよく見るけれど、日本のりんごでは何か違うと感じていた

・フランスの日常の中の“りんご”を知りたい

と、興味深いお声ばかり。

華やかなフランス菓子もいいけれど、「フランス、りんご物語」 に惹かれて集まってくださった皆さまの感性が、とても素敵です♡

レポート 第40回【フランス、りんごの物語】店舗開催

■ 1日1個のりんごは医者を遠ざける

「りんご」はフランス語で pomme(ポム)。

昔は"丸いもの"全般を指す言葉としても用いられていたそうです。

 

izumiがホームステイしていたマダムのキッチンもそうだったように、フランスの家庭ではキッチンにりんごを盛った果物かごが置かれていることが多く、りんごは日常のおやつ・軽食として、健康と食文化に深く根付いているようです。

 

また、シードルで知られるノルマンディ地方には、「朝のりんごは健康を、昼は元気を、夜は休息をもたらす」という言葉もあるそうです。とてもポジティブになれる諺ですね!

日本ではりんごに纏わる言葉があるのか気になって調べてみましたが、「りんごがボケる」というネガティブな言葉しか見つけられませんでした、、残念。

レポート 第40回【フランス、りんごの物語】店舗開催

■ フランスのりんごの特徴

フランス映画でもよく見かける、りんごの丸かじり。少し憧れてしまいますよね♡

フランスのりんごは比較的小ぶりで、皮が薄く、ジューシーなものが主流。一方、日本のりんごは大ぶりで皮がしっかりしている品種が多いため、同じように真似してもどこか違って感じるのは、その違いゆえなのだと納得しました。

 

izumiが撮影したフランスでの画像を見ながらの解説。マルシェの画像には、色も形もさまざまなりんごが並んでいて、量り売りで好きなだけ買える文化もとても魅力的。スーパーの画像にも、離乳食、コンポート、タルトなど、りんごの加工食品がずらりと並び、その豊かさに驚かされます。

 

レポート 第40回【フランス、りんごの物語】店舗開催
パリの冬のマルシェ(市場)

■ フランスのお菓子には、フランスのりんごを

フランスのりんごについて掘り下げた後は、いよいよご実食です♪

今回のテーマに合わせて、フランス産りんごを使用したお菓子をご用意しました。

 

⚫︎ Chausson aux pommes(ショソン・オ・ポム)

フランスのブーランジェリー定番菓子。

サクサクのパイ生地でりんごのコンポートを包んだ、ショソン(スリッパ)型のパイ。

 

⚫︎ Fines aux pommes(フィン・オ・ポム)

パイ生地にりんごのコンポートと薄切りりんごを重ねた、軽やかなタルト。

 

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︎ ⚫︎Tarte à la normande(タルト・ア・ラ・ノルマンディ)

りんご、生クリーム、卵、砂糖、アーモンドプードルを合わせて焼き上げた、ノルマンディ地方らしい、豊かな味わいのタルト。

 

レポート 第40回【フランス、りんごの物語】店舗開催

◼️フランスと日本、“同じりんご”でも違うもの

皆さま同士の会話も弾んで、和やかで興味深い時間が流れました。

「日本のりんごで作ると、タルト・タタンの食感や味わいも違いますよね」「野菜もりんごも、同じ名前でもフランスと日本では別物のよう。調理法も違ってきますね。」「シードルもやっぱり深みが違う」「フランスのりんごに似ている"紅玉"が、近年日本では出回らなくなってしまった」

長野からご参加くださった方から「甘いりんごが好まれるトレンドの変化で、栽培農家が減り、日持ちが悪いため、短い期間しか市場に出回らなくなったようですよ」という地元のお話を教えていただいて、近年"紅玉"を見かけなくなった謎が解けました。

 

そして、タルト・タタンが「失敗作から生まれた名作」である由来を知り、私自身もその認識が変わる発見になりました。もし、日本のりんごで作られたものしか知らずにいたら、本来のタルト・タタンの魅力を知ることがないままだっただろうと思います。

レポート 第40回【フランス、りんごの物語】店舗開催

⚫︎ Cidre (シードル)

お飲み物には、フランスを代表するリンゴのお酒であるブルターニュ産シードル をご用意いたしました。伝統的なシードルつくりの様子がわかるビデオ鑑賞もあって、皆さまとフランス旅行に出かけたような時間も流れました。

 

⚫︎ Tarte Tatin(タルト・タタン)

バターと砂糖でキャラメリゼしたりんごを型に敷き詰め、上から生地をかぶせて焼き、最後にひっくり返して仕上げるタルト。

 

「タルト・タタン」は、ごろっとした肉厚のリンゴが特徴で、温かいりんごにクリームをかけて食べるのがフランス式。というご紹介もあって、今回は、日本ではなかなか味わえないCrème fraîche(クレームフレッシュ) を添えてお召し上がりいただきました♡

レポート 第40回【フランス、りんごの物語】店舗開催
Tarte Tatin(タルト・タタン)

◼️実りある90分、ご参加ありがとうございました

izumiの解説、フランス語の映像、ご試食、楽しい会話___バランスよく、実りある90分となりました。ご参加の皆さまからは、

「こんなにフランスの味を楽しめて、本当に幸せな時間でした」

「次にフランスを訪れるとき、今日の話を思い出して味わいたいです」など、嬉しいお言葉もたくさんいただき、私たちにとっても幸せな1日となりました。

ご参加くださった皆さま、改めてありがとうございました。

 

次回のターブル・ドットもどうぞお楽しみに!

 

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