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- 2022/04/09
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【フランス菓子】地方菓子「Guimauve ギモーヴ(マシュマロ)」とは(由来)
Bonjour !
ここでは【Guimauveギモーヴ】と呼ばれているフランス菓子についてのおはなし。
◎Guimauveギモーヴ(フランス製)2022年の冬より「新商品」として加わりました。
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さて、みなさんは、Guimauve(ギモーヴ)はご存知ですか。フランスでは、マシュマロのことをGuimauveギモーヴというのですが、マシュマロとギモーヴでは呼び方が似ていないし、その食感、味、香りについても何となく違う印象があったので「同じお菓子の理解でいいのかな」と気になっていました。
フランスから取り寄せた「Guimauve(ギモーヴ)」をキッカケにして、その発祥やルーツ、原材料について詳しく調べることにしました。さて、
Guimauve(ギモーヴ)とは、
洋菓子用語辞典で調べると
①タチアオイ属、 薬用植物、甘い香りがある。根が粘液質。咳止めボンボンの成分。
②〔糖菓〕卵白と砂糖を泡立て、ゲル化を加えたもの。もとはギモーヴの根を原料にしていた。現在は使われていない。
こちらの説明のように、一般的なGuimauveギモーヴは、現在のマシュマロ(英語:Marshmallow)のようなもの。煮詰めた砂糖にゼラチンや固く泡立てた卵白などを加えてつくるお菓子のことです。ですから、②のように、ギモーヴ=マシュマロとして説明してあることが殆ど。
しかしながら、当店の扱うGuimauveギモーヴは違います。今では使われていないと説明されている植物を使用している希少な伝統製法のギモーヴです。こちらは、ゼラチンを原材料にしているものとは違って、フランスでも希少価値が非常に高い伝統製法のものです。色も自然由来のもので仕上げられています。見た目にも美しい上品なフランス伝統の味を是非ご堪能ください。
【Guimauves à l'ancienne 伝統製法のギモーヴ】商品のお求めはコチラ → フランス菓子
名前の由来は、植物の名 Guimauve。
フランス語 Guimauve ギモーヴ とは、「アオイ科の植物」ウスベニタチアオイ(薄紅立葵)のこと。
この植物の英語名が、Marshmallow マーシュマロウ です。
フランス語「Guimauveギモーヴ」=英語「Marshmallow マーシュ・マロウ」
つまり、「ギモーヴ」も「マシュマロ」も、同じ植物を指す名前が由来となっているお菓子です。
この植物 Guimauve には、
喉や胃の炎症を抑える薬効があるといわれていて、古代エジプトでは、植物 Guimauveの根をすり潰して、その樹液(エキス)とはちみつを混ぜたキャンディーのようなものを作って胃腸薬や咳止めとしていたそうです。
その飴のような食べ物が起源となって、今のようなお菓子に発展したと言われています。
ふわふわしているフランス菓子【Guimauve (ギモーヴ)】は、煮詰めた砂糖にゼラチンや固く泡立てた卵白などを加えてつくるお菓子です。
19世紀にフランスやドイツで作られるようになりました。
そして、19世紀の後半からは、植物(Guimauve)の根にある粘液の代わりに、卵白やゼラチンを使うようになり、ふわふわしたお菓子として広まったそうです。
フランス Toulouse トゥールーズ地方では「卵白を使っていない」ことを特徴にしているものあるようです。同じように【Guimauve(ギモーヴ)】と呼ばれていても、材料のちょっとした違いや作り手の製法によって違うがあるようです。
コチラもご覧ください → Guimauve ギモーヴはマシュマロのこと?
今回【Guimauve(ギモーヴ)】の発祥やルーツを調べていて「ハチミツ」と「薬草(ハーブ)」が関係しているフランス菓子だと知って、フランスのギモーヴへの興味が深まりました♪
そして、厳選した逸品はコチラ。
当店の扱うのは19世紀前の製法で作られている植物由来の材料をつかった伝統製法のもの。フランスにおいても希少な逸品!
「伝統製法のギモーヴ」「自然由来の色と香り」
商品一覧の「フランス菓子」のページよりどうぞ。

