Blog商品コラム
- 2021/04/13
- 商品紹介
- コラム
【フェーヴ】ガレット・デ・ロワ用 フランス地図(13~18)後編
Bonjour !
レザベイユ南青山の店舗及びオンラインで販売している「ガレット・デ・ロワ」用のFEVE(フェーヴ)
☆2021年コレクション☆
【France d'exception 3D フェーヴ『フランス万歳!』(18ピース)箱入・限定数】のご紹介です。
こちらは、インスタグラムのページで18日間かけて1ピースごとにご紹介させて頂いたのですが、せっかくなので、ブログページからご覧いただきたいと思います。フェーヴをフランス旅行気分でお楽しみください。
※18ピースもあるので容量がおさまりきれず、3回に渡ってのご紹介になります!
~ こちら前回の続き(13~18)
では、さっそくスタートしましょう♪
Bon voyage !
Nouvel を見て ”あれ?”なんだか馴染みのない地名だなぁと思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私は、こんな名前あったかなと不安になって調べ直しました。
そう!こちらは新しい地域圏名。フランスは2016年から地域圏(本土+コルス)の再編成が行われました。
編成前22→編成後13。13のうち7つが新しい名前。大編成ですよね。
今回の地域は、以前のAquitaine、Limousin、Poitou-Charentes→Nouvelle-Aquitaineとなった地域上部。
モチーフにあるのは、ラスコーの壁画。先史時代の洞窟の壁画。素晴らしく再現されているレプリカを訪問できますので、是非とも訪れて欲しい場所です。
Bordeaux ボルドーは世界的なワインの産地。ワインボトルがモチーフなのは誰もが納得しますね。そして、上部にある鳥の絵は「Oie オワ」ガチョウ。この辺りはフォアグラが名産品です。
フランスは美しい城も魅力的ですが、私個人的に中世の街並みを訪れることが好きです。だから今回のパズルの中で特に好きな地域のご紹介でした。ラスコーやボルドーを訪れた時の様子はレザベイユ南青山サイト内のizumiブログへ、順に掲載していきたいと思っています。
地方色豊かなフランスの中でも特に個性が際立つ地方。特にPays Basqueバスク地方は独自の文化が受け継がれていることで知られています。
海辺の町はリゾート地として人気。バカンス期は華やいだ雰囲気で賑わいます。モチーフはサーファー。赤と白をあしらった伝統的な色使いのズボンが印象的。
足元には名産品のPimentピマン(唐辛子)。窓辺に唐辛子を飾っている可愛らしい街並みでも知られるEspeletteエスプレット村があります。EUSKADIの文字と四葉のようなマークはエウスカディと呼ばれる自治州を表わしています。
フランス南西部。前回のAquitaigneに続いて地方色豊かな地区。中世の街並み、遺跡、断崖絶壁の上に立つ小さな村がドルドーニュ川に沿ってたくさん残る地域。この後に右側に配置するピースと並んだときに文字がつながる最初の4文字部分。
世界遺産Carcassonne カルカソンヌはヨーロッパ最大規模の城壁でも知られています。この辺りは洞窟壁画も数多く残っていて、上部の黒い動物の絵はそのモチーフ。
大きな十字の印は古来からバスクのシンボルとして大事にされているマークで、バスク十字と呼ばれています。独自の文化と風俗を守る意気込みが街全体から伝わってくる地域です。
今までの中ではシンプルなデザインのピースですが、私個人的には一番興味深い地方。ここに行きたくてパリから車で出かけました。
中世の街並みが美しいSarlatサルラなど、こんどブログでご紹介させて頂きたいと思います。ご興味ある方はお楽しみに♪
前回に続いてOccitanie オクシタニー圏の続き
こちらのピースと一つ前のフェーヴが並んで文字がつなることでOccitanieが完成します。
モチーフにはカトリック最大の巡礼地ルルド14歳の少女の前に聖母マリアが何度も現れて、ある日、泉へ行って顔を洗いなさいと言われたそうです。そして地面を掘ると泉が湧き、その水で病気が治った奇跡が何度も起きたと言われています。
トマトの横にある白いものはRoquefore ロックフォール。指定地域で製造されるもので羊ミルクから作られる青カビのチーズ。直径19㎝~20㎝、高さは8.5㎝〜11.5㎝、重さは2.5㎏~3㎏の円柱形。こちらを半分にカットしてあるところがモチーフになっています。
さらっと触れましたが何故にトマト?と思いませんでしたか?調べてみたらトマトの保護機関がこの地域にあるそうです。トマト、とまと、tomato な場所とのこと。
こちらで17個目になりました。こちらで大陸が完成します。
地中海岸に広がるこのあたりは冬でも暖かい気候で南国ムードいっぱい。ときおりミストラルと呼ばれる季節風が吹き荒れることでも知られます。
Provenceと言えば、ラヴェンダー畑やカラフルなプリント生地が思い浮かぶでしょうか。
フェーヴのモチーフには名産品のオリーブオイル。陶器製のオイル差しの横にオリーブの実も添えられています。カラフルなテーブルクロスの柄にも良く登場しますね。
オリーブの実の後ろに配置されているのは【Calissonカリソン】。この辺りで古くから伝わる伝統菓子。白色のひし形が特徴。上面の白い砂糖かけと形が印象的なお菓子で、名産品であるアーモンドと果物の砂糖漬けを混ぜてペースト状にした柔らか触感の地方菓子。
Alpes 東にはスイス、イタリアと国境をなすヨーロッパ・アルプスフランスでは学校にスキー休暇があるほど国民的なスポーツ。スイスに近いところは整備されたスキー場が多くて、冬には家族連れも多いスキーのリゾート地。
海沿いのCote d'Azur は映画祭で有名なカンヌのあるところ。ニースやモナコ、イタリアへ続く地中海沿岸。フェーヴのモチーフはレモン。イタリア国境の町 Mentonマントンはフランス一番のレモンの産地。2月にはレモン祭りも!
地中海西部、イタリア半島の西に位置するフランス領の島。地理的にはフランスよりイタリアに近いところです。日本のガイドブックなどには Corsica コルシカ島と書いてあることも多いですが、こちらはイタリア語の呼称です。フランス語では Corse コルスと呼ばれます。
島の大部分が険しい山岳地帯。自然部門において最初に世界遺産の登録を受けたところとしても知られています。作家のモーパッサンは「海に立つ山」とコルスのことを表現したそうですよ。
公用語であるフランス語のほかに独自の言語が今でも使われています。豊かな自然や歴史に彩られた島は、今もフランス本土とは違った特異な文化が息づいているといいます。そして、コルシカを象徴する旗にある絵柄がフェーヴのモチーフになっています。
18ピースのフェーヴ「完成!」お疲れ様でした~
フランスを巡ると地方ごとに違った特色があることが良くわかります。ちょっと車を走らせただけでも次々と変化していく景色や街並み。今回の掲載は、私にとっても再発見がたくさんあって勉強になりました。そして、ステイ先でのマダムとの会話を思い出しました。
ある日のキッチンで「カナダに住んでいたときにドライブをしたら、美しい景色だけど変化がなくて退屈してしまったのよ」と話してくれたことがありました。確かに、フランスと比べたらそう感じてしまうでしょうね。なぜなら、
フェーヴ1つの中に複数のモチーフが表現されているものばかりで、それぞれ調べているとフェーヴのモチーフ以外にも多くのものがあることがわかり、再発見の連続でした。
次々と変化する地形、景色、建築物、名産品、歴史、文化…どれをとっても飽きる暇がない素敵なフランス。これからも楽しませていただきましょう。
Bon voyage !!
Bon voyage !よい旅行を!