Atelierワークショップ

2021/09/24
ワークショップ
お菓子

レポート Table d'hôte 第15回「フランス地方と食を愉しむ Ⅱ」より

 

Bonjour!レザベイユ南青山です。

 

8/29(日)にZoom開催されたターブルドットのレポートです。ご参加頂いた皆様ありがとうございました!今回もLett先生にもご一緒にフランスを愉しみました。

 

フランスのあちらこちら旅するように訪れる『フランス地方と食を愉しむ 』シリーズの第2回目のテーマは、北フランスのお菓子《 La Gaufre /ゴーフル 》♪

 

レポート Table d'hôte 第15回「フランス地方と食を愉しむ Ⅱ」より
北フランスのお菓子《 La Gaufre ゴーフル 》

 

◆ゴーフルとワッフルってどう違うの?

 

ゴーフルと聞いて、私の頭に浮かんだのは丸くて薄いパリパリしたお菓子でした。ご参加メンバーも同じようでしたけれど、皆さまは、いかがでしょうか?

 

ゴーフルはフランス語でワッフルのこと。ゴーフル(ワッフル)には大きくは3タイプあるそうで、日本でよくみかけるベルギーワッフル、その他にはブリュッセル風、フランドル風。これらの美味しそうなの写真を見ながら、歴史や特徴・原材料や食べ方を探っていきました。

 

今回の北フランスのゴーフルは「フランドル風」知ってるようで知らなかったそれぞれの違いに、皆さんも興味津々。南フランス出身のLett先生のご実家にはワッフルを焼く器具があったようです。ブリュッセル風のワッフルを作って食べることもあったそうですよ♡

 

レポート Table d'hôte 第15回「フランス地方と食を愉しむ Ⅱ」より
こちらはパリのカフェや家庭でお馴染みのブリュッセル風のワッフル

 

◆老舗店 MEERTメールのゴーフル"

中盤からは、北フランスのゴーフルを深堀り!!

 

歴史的には宗教上の祝祭と結びつきのある伝統的なおやつで、新年のお祝いやお祭りのときに食べる習慣があるそうです。お祭りのときに早くたくさん作って渡せるから、ゴーフルは最適なのだとか。

 

余談ですが、「このゴーフルを日本で例えると何だろう・・・」「たい焼き?」「今川焼?」などの会話になりました。なにが似ているでしょう。

ある地方で古くから愛されている地元のお菓子、お祭りとも結びつきがあって、老舗の看板商品として広く知られている銘菓といえば…。

 

izumiの見解は、形や味はちがうけれど、故郷の福岡でいう大宰府天満宮の銘菓"梅が枝餅"の存在に近いかもしれないなぁ~なんて話題もあがりました。確かに刻印が入った焼き型で焼くところや、宗教上の祝祭と関係しているところも似ていますね!

 

本題に戻って、老舗店 『 MERRT/メール 』のお話。

 

メールは北フランスの" LILLE/リール "という町にある17世紀から続く名店。メールの歴史や店内の様子、ゴーフルの歴史を、izumiの説明の後、フランス語のビデオで雰囲気を味わいました。

 

レポート Table d'hôte 第15回「フランス地方と食を愉しむ Ⅱ」より
フランス語のvideoで味わうMERRTメールの雰囲気

 

izumiはメールのゴーフルに関して並々ならぬ情熱があるようで、美味しい食べ物の話をする時いつも瞳がキラキラなのですが、今回は準備の段階からいつもにも増してキラキラ☆☆☆その熱い想いが私たちにもひしひしと伝わってきました。

 

パリ在住のころにリール出身の友人(デザイナー)に教えてもらって初めて食べた時の感動、その後、シェフの方々をアテンドして訪れた時のエピソードやMERRT の素敵なところなど、貴重な出来事や興味深い話がつづき、

 

そして、いよいよ皆さんとの実食タイムへ!

 

ご参加の皆さんに本場フランドル風のゴーフルを味わっていただきたくて、メールと同じく北フランスのリールにお店を構える、『 Aux Merveilleux de Fred /オー・メルベイユ・ドゥ・フレッド 』様のゴーフルをお届けしていました。

 

レポート Table d'hôte 第15回「フランス地方と食を愉しむ Ⅱ」より
お届けの品【『メルベイユ』のゴーフル】と【『ダンドワ』のスペキュロス】

 

◆Aux Merveilleux de Fred/オー・メルベイユ・ドゥ・フレッド

 

1997年からリールに本店を構えるパティスリーで、日本には昨年2020年6月に神楽坂にオープンしました。フランスから運ばれたシャンデリアなどの調度品がとても美しくシックで素敵なお店です。

 

北フランスやベルギーでポピュラーな、" メルベイユ " というメレンゲ生地をホイップクリームで覆って細かいチョコレート片をまぶしたスイーツが大人気!

 

そして、本場のフランドル風ゴーフルが東京でも食べられる数少ないお店。

 

今回、ターブル・ドットのためにメルベイユ様のご協力を頂きました。お陰様で北フランス本場の味をお届けできて嬉しかったです。Merci Beaucoup  ! 

 

レポート Table d'hôte 第15回「フランス地方と食を愉しむ Ⅱ」より

 

◆ヴェルジュワーズとスペキュロスの関係

 

『 Aux Merveilleux de Fred /オー・メルベイユ・ドゥ・フレッド 』のゴーフルは、定番のバニラ味とヴェルジュワーズ味の2種類。

 

ヴェルジュワーズって何?

 

これは、北フランス特有のブラウンシュガーだそうです。砂糖の歴史や製造工程のビデオなども見ながら、普通の白砂糖とヴェルジョワーズの違いについての説明を受けた後、いよいよ皆さんと2種類のゴーフルの食べ比べ!

 

初めて食べるゴーフルの美味しさにびっくり!!今までゴーフルと思っていた薄いパリパリのものとは、全く違うものでした。そして、ゴーフルと一緒にizumiが用意していた品がベルギーのお菓子 " spéculoos/スペキュロス " 

 

ベルギーの『MAISON DANDOY/メゾンダントワ』のスペキュロスをお取り寄せして皆さんにお届けさせて頂いていました。それにしても、何故にゴーフルの回にスペキュロス?

 

ちょっと疑問だったのですが、izumiとしては、ヴェルジュワーズの味を皆さんに知って頂くことも欠かせないポイントだったようです。この「ヴェルジュワーズ」と呼ばれる砂糖を使っている代表的なお菓子が「スペキュロス」だそうです!

レポート Table d'hôte 第15回「フランス地方と食を愉しむ Ⅱ」より
どちらのお菓子も、味や食感はもちろん、焼き型のデザインまでも素敵!

 

ダントワ社(ベルギー)のスペキュロスを試食した後、『 MERRT/メール 』のゴーフルの貴重なレシピや製造工程のビデオを鑑賞しました。レシピの説明から、ゴーフルがプク~と膨れる理由がわかったり、クリームを手早く挟んでいく職人の作業の速さはとても興味深いものでした。

 

今回のゴーフルやスペキュロスは知っているようで知らなかった事ばかり。皆さんと同じく私も驚きとワクワクでとても貴重な1時間30分となりました!

 

次回、開催は11月を予定しています。テーマはノルマンディー。詳細が決定するまで今しばらくお待ち下さい。

 

次回も日曜の朝の充実した1時間30分をご一緒しましょう~♪

 

 

レポート Table d'hôte 第15回「フランス地方と食を愉しむ Ⅱ」より
ご協力いただいた 【Aux Merveilleux de Fred/オー・メルベイユ・ドゥ・フレッド】 神楽坂店
レポート Table d'hôte 第15回「フランス地方と食を愉しむ Ⅱ」より
izumiと Aux Merveilleux de Fredのお菓子の出会いは、パリのキッチンだったそうです。
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